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苦諦2四門遊出

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四門遊出
釈尊が太子として王宮に暮らしていた時、或るとき城の東門から外に出て公園に遊びそこで老人を見て老いの苦しみを知り、また或る日南の門から出て病人に会い肉体の苦痛を知り、また或る日 西の門から出て死人に会って生命の無常を知り、また或る日北の門より出てバラモン(僧侶)を見て聖者の道を学んで苦というものから出離すべきだ、ということを望んだ、という「四門遊出の」仏伝物語は、釈尊の出家の動機が人生の避けることのできない無常苦に由来するものであることをものがたっている。したがって仏教の根本的立場が人生苦を本質的にに把握するところにあることを示している。一般人の欲求する人生の快楽を否定するだけでなく、生そのものを苦として根本的に否定するものである。

 ところで仏教の言う人生観が主観的なものではなく、人生の真実の姿を反省したものであり。もともと苦とか楽というのも個人的、感覚的なものであって心理的なものである。一切皆苦という命題が確かに本質的なものであるということの説明が必要である。
以後説明をしていく。
by eudips | 2007-05-23 19:17
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